PROFILE
吉田智則
ヨシダ トモノリ
俳優/声優/ナレーター/自転車旅人。東京都生まれ。
時には声優、ある時は舞台俳優
またある時はDJ、ナレーター、 はたまたボイスティーチャー、演劇講師と様々な顔を持つが、その実態は自称猯洪有瓩亮転車オタク。 自宅に5台ものロードバイク、MTB、ピスト、アレックスモールトンを抱え、 今日も爛汽廛薀ぅ梱瓩魑瓩瓠都内を疾走する(失踪ともいう)。

アニメ◇『弱虫ペダル』
ドラマ◇『ER 緊急救命室』
MC◇『NHK衛星アニメ劇場』
アニメ◇『陰陽大戦記』
実況◇『Jsportsサイクルロードレース』
ナレーション◇
『自転車動画シクロチャンネル』

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年輪
さて、今日は信濃町にある文学座アトリエに芝居を観に。

文学座アトリエの会・森本薫作品二本立て
「かどで/華々しき一族」
森本薫

文学座は今年で創立70周年…。
文学座の座付き作家として「女の一生」「怒濤」など日本近代戯曲史に数々の名舞台を残した戯曲家、森本薫が34歳で世を去って60年なのだそうです。

ボクはまず、この文学座のアトリエという空間が大好きです。ホントにすばらしい劇場だと思います。何十年にもわたり、そこで繰り広げられてきたであろう芝居人たちの血と汗と涙の染み付いた板壁や、創造と破壊の想いの年輪を感じる“場の空気”に包まれたとき、なんとも言えない高揚感を味わいます。

そこで観られる、森本薫の2本立て。
まさに“ベタ”です。でもそれが良いのです。

香川で讃岐うどんを食べるような、インドに行ってカレーを食べるような、すきやばし次郎の寿司をつまむような…もうまさに本場だからこそ、本場でしか味わえない説得力がそこにはありました。
だってそうだよね? ボクらは日本人として、白米のゴハンを炊かせたら絶対世界一ウマイぜっ! っていう自信あるでしょ? きっとどんなに日本人の職人が優れてたって、ピザ焼かせたら俺らの方が上だぜ! って自信がイタリア人にはあるはず。それは何百年にもわたって“そのこと”にこだわり続けてきた年輪がそういう説得力を持つんだと思うんです。
そんな太刀打ちできない何かを感じたのです。

でも決して古くさくないんです。
この2作は1935年、森本薫が23歳の時の作品です。
ボクらの中で勝手に“古くさい戯曲”と思っている作品が、この2007年に生きる役者の肉体を借りて立体化すると、とても新鮮なものとして伝わってきます。

現代では使われなくなった言葉遣いの奥ゆかしさと、日本人が本来持っていた恥の文化や家族の絆の中で揺れ動く恋愛模様。その悲劇と喜劇。

ボクたちには決してマネはできない、したいとも思わないけど、確実に文化、芸術として演劇ここにあり、と宣言できるような名作。
長い年月を積み重ねた劇団だからこそ成し遂げられる成果であり、それを若いクリエイターが現代によみがえらせた傑作になっていると思います。

すげ〜なぁ、文学座。
ってか、この作品、23歳で書くって…

すげ〜なぁ、森本薫。
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