PROFILE
吉田智則
ヨシダ トモノリ
俳優/声優/ナレーター/自転車旅人。東京都生まれ。
時には声優、ある時は舞台俳優
またある時はDJ、ナレーター、 はたまたボイスティーチャー、演劇講師と様々な顔を持つが、その実態は自称猯洪有瓩亮転車オタク。 自宅に5台ものロードバイク、MTB、ピスト、アレックスモールトンを抱え、 今日も爛汽廛薀ぅ梱瓩魑瓩瓠都内を疾走する(失踪ともいう)。

アニメ◇『弱虫ペダル』
ドラマ◇『ER 緊急救命室』
MC◇『NHK衛星アニメ劇場』
アニメ◇『陰陽大戦記』
実況◇『Jsportsサイクルロードレース』
ナレーション◇
『自転車動画シクロチャンネル』

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吉田智則の代役な日々☆

いやー秋まっさかりですね。お元気してますか?

今年の劇団あかぺら倶楽部は秋の公演がなく、劇団員みな好き勝手に…
いやいや、ソロ活動をガンバっているようです。
そんな秋。ボクはといえば、今年3本目の商業演劇、外部の舞台スタッフでテンテコ舞っておりました。
今回の舞台ははパルコ劇場40周年記念の作品。

チラシ☆

パルコ劇場40周年記念
パルコ・プロデュース公演
 
『ロスト・イン・ヨンカーズ』

コメディの王様、ニール・サイモンのピューリッツアー賞に輝く珠玉の傑作を、
なんと三谷幸喜さんが演出するという夢のような公演。

三谷さんと言えば、ニール・サイモンの大ファンというのは有名な話。
ご自分の劇団もサイモンの『サンシャイン・ボーイズ』という戯曲にちなんで
“東京サンシャインボーイズ” と名付けたくらい、彼をリスペクトしているんです。
しかし、だからこそ今まで決してサイモン作品を演出してこなかったといいます。
好きすぎるから手を出さなかった封印を解き、ニール・サイモンに初めて挑む!

企画を聞いてもーワクワクしました。
ちなみにボクはキャストではなく(笑)演出部スタッフとしての参加だったのですが、
そんなことはカンケーない!
とにかくこの舞台作りにぜひ参加したくて、即OK! していました。

3時間の大作の稽古期間は1ヶ月弱。
中谷美紀さん、松岡昌宏さん、草笛光子さんはじめ、すばらしいキャストのみなさんの稽古は、
空前の衝撃でした。
当初ボクの仕事は、「忙しい松岡さんの代役もやって欲しい」ということ。

ボクが注目していたのはモチロン三谷幸喜さんの演出です。
もちろん、その人間観察力から繰り出される演出はすばらしいんですが、
そんな三谷さん、ときどきとんでもない無茶振りをします。
急遽、明日の稽古を中谷さんが欠席することになったある日のこと。。。
ボクにススッと近づいてきて、、、

「吉田さん、明日、中谷さんの代役、演ってください」

「(えっ!…←ちょっと動揺してる)はい! ガンバリマス」

「あ、中谷美紀さんを演るんですから、“それなりの” 格好でお願いしますね」

「は、はい…」

…… それなりのって、なにーーーー????

一晩、悩みましたよ、台詞も覚えましたよ。
そしてボクが考えた “それなりの格好” が…

スカート!

そう、コレが “それなり”。
華麗な中谷さんに少しでも近づこうと、近くの洋品店でスカート買って履きました。
1980円… 2480円の方がもっと可愛かったんですが、500円ケチりました、はい。

そしてその日の稽古……
中谷さんの登場シーンまで裏で隠れていたボクは、直前にスカート履いて、
ドアを開けて登場しました。

三谷さんの爆笑を確認した後のことはあんまり覚えてません(笑)
中谷さんの代役はボロボロでしたが、まぁいいんです。笑ってもらえて。
これがホントの本末転倒といいます。

ダメ出しの最後に、三谷さんが言いました。

「あ、吉田さんのベラ(←中谷さんの役名)、とても素晴らしかったです。ただ一つだけ。
吉田さん本人が思っているより、そうとう気持ち悪いということはお伝えしておきます」

((+_+))。。。。。

こんな無茶振りは日常茶飯事で、稽古中は常にある種の緊張感がっ!
いつなんどき、無茶振りされるか分からないっ!うかうかしていられないっ(笑)

結局、ボクはほぼ全キャストの代役を演じ、台詞を覚えました。
憧れだった元 第三舞台の看板女優、長野里美さんの代役なんて、どーすりゃいいんだ、いやマジで…。

でも何とかかんとかやりまして、結果的にほとんどの役の台詞を覚えてしまったボクに、
三谷さんのさらなる無茶振りが。

「吉田さんに全役やってもらって、“1人ヨンカ―ズ” やりましょう」

「マジっすか? いいですけど、演出はもちろん三谷さんですよね?」

「いや、演出も1人で、そして休演日に1人でパルコ劇場で」

……(ToT)/~~~

もう完全にイジられている稽古場の新人状態です。
まぁそんな中年の新人吉田ですが、うれしい出来事もありました。
稽古の行き帰りの電車内で、ボクは三谷さん著の小説『清須会議』を読んでいたんです。

清須会議

いよいよ初日の劇場で、三谷さんに呼び止められました。

「あ、吉田さん、ちょっと」

「はい、なんですか?」

「ボクの本、持ってましたよね?」

「あ、はい」

三谷さんサイン!

独特な味のある文字で、カキカキとサインしてくれました。
ボクの名前を何も見ずにソラで書いてくれたこと、すごく、嬉しかった。

三谷さんは、人をイジるのが好きとか、無茶振りが好きなのではなくて、
ペーソスあふれる驚きと、ウイットに富んだサプライズを大切にしている人なんですね。

三谷さん

舞台裏に貼ってある写真…コレだもん(笑)
まぁそんな、気の抜けない稽古場でしたが、笑いと緊張感にあふれた毎日。
本当に刺激的な現場を経験できて、幸せな日々でした。

初日客席

初日、不覚にも泣いてしまった。

本番1

本番2

やっぱり舞台の稽古現場、真剣勝負なピリりっとした空気は良いものですね。
・・・・・今はホッとしながら、とても寂しい気分です。

ロスト・イン・ヨンカ―ズは、今、地方公演の真っ最中。
きっとみなさん、ガンバっていることと思います。

最終公演は12月の神奈川芸術劇場。
来月、あのカーニッツ家のみなさんに会いに行こう、そう思ってマス☆

大入り袋

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