PROFILE
吉田智則
ヨシダ トモノリ
俳優/声優/ナレーター/自転車旅人。東京都生まれ。
時には声優、ある時は舞台俳優
またある時はDJ、ナレーター、 はたまたボイスティーチャー、演劇講師と様々な顔を持つが、その実態は自称猯洪有瓩亮転車オタク。 自宅に5台ものロードバイク、MTB、ピスト、アレックスモールトンを抱え、 今日も爛汽廛薀ぅ梱瓩魑瓩瓠都内を疾走する(失踪ともいう)。

アニメ◇『弱虫ペダル』
ドラマ◇『ER 緊急救命室』
MC◇『NHK衛星アニメ劇場』
アニメ◇『陰陽大戦記』
実況◇『Jsportsサイクルロードレース』
ナレーション◇
『自転車動画シクロチャンネル』

cranq-bana
akapera-bana
cyclo-bana
                          
TWITTER
CATEGORIES
ARCHIVES
只今のカピバラさん
MOBILE
qrcode
RECOMMEND
                     
RECOMMEND
                     
BOOKLOG
SPONSOR
<< 滑り込みセーフ | main | あげあげ揚げ >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
ひさびさに


ドラマを見ました。

ここ最近、連続ドラマ、とんと見なくなってたんです。
いや決して見たくないワケじゃないんです。
テレビ見てて、新番組スタートのCMなんか見ると、

あ、見たいな。

なんて思ったりするんです。

でもねぇ〜。

毎週その時間に、ちゃんとテレビ前に座ったり、録画して後から見たり、そこまで前のめりに行動するまでには至らない‥‥

万が一、運よく第1話を見たりしても、2話以降を見たくならない。
最終回直前に、深夜にまとめて再放送とかやってても、どーも乗れない。

こりゃなんだろ? なんて思ってたりはしました。

今では有名なハナシですが、ドラマはスポンサーと広告代理店を中心にした綿密なマーケティングを元に、キャストやテーマ、主題歌などが決められ、その弾き出された“マーケットが求めているモノ”なるものに合わせて台本も書かれます。

F1層とかF2層、M1層ってコトバ、聞いたことありませんか?
F1=女性20〜34歳、F2=女性35〜49 歳、F3=女性50歳以上を指すマスコミ・マーケティング用語です。

男性はM1、M2、M3などと視聴者層を年齢、性別などで区分して、どの層に受けるように作るか?を制作者側はかなり意識して(というより、それ至上主義で)ドラマは作られていくんです。

そして今のドラマはなぜか“F1層”を一番のターゲットにしています。
そしてF1に合わせた企業がスポンサーに付き、ターゲット向けのCMを流すというカラクリ。というか、ちょっと意地悪な言い方をすると、そのスポンサー用のドラマが作られるといった方がいいのかも知れませんね(笑)

だから例えば“月9”では化粧品を中心に女性用品のCMが多いわけです。

同じ時期に同じようなテーマやタイトルのドラマがバッティングするのはこういうマーケティング至上主義だから。

ちょっと前だと『真夏のメリークリスマス』の次のクールに『Summer Snow』。
すげータイトルかぶってる(笑)
あと『まっすぐな男』(フジ系)と『曲げられない女』(日テレ系)が、まったく同じクールに。これなんてもう性別変わっただけで一緒じゃん、頑固なんでしょ?
その他、最近では刑事モノと医療モノが大流行りですよね。『JIN-仁-』、『最上の命医』、『医龍』、『チーム・バチスタの栄光』などなど‥‥

たしかにエンタテイメントを作るとき、届けるターゲットを意識することはスゴク大切。
でも今は、もうそれだけになってしまっているようで、見る側も、そんなコトをうっすら判ってしまっているようで、なんだかマーケティングのプレゼンを見せられているような気がしてくることがあります。
しかもボクなんてその一番のターゲットから完全に外れてるワケで‥‥

時にはそんな、ターゲットやマーケティングなんてどーでもいい!
と思わせてくれるドラマって、ないのかね?

そう思ってしまいます。

そんな風に感じながら、もうすぐ最終回だというドラマの今までの再放送を見たんです。


『最後から二番目の恋』

最後から二番目の恋 

なんか、おもしろかったーぁ!(笑)

なんだろ? きっとターゲットはF1ではないんでしょう。F2です、確実に。

でもそんなコトあまり関係ない、こだわりと面白さに溢れたドラマでした。

小泉今日子さん(45)と中井貴一さん(50)が主演のこのドラマ。
いい歳してまだ独身の大人たちの恋愛群像劇が繰り広げられる‥‥という、ドラマにありがちな設定。

最初に言っときますが、ボクは基本的に、ゴールデンタイムで放送してる恋愛ドラマはあまり好きじゃありません。←元も子もない

でも、なんかイイ。

完全に好みなだけかも知れないけど、制作者たちの、奇抜な設定や構成やスリリングな展開や、マーケティングに頼り過ぎない、ほのぼのした日常の雰囲気のなかに、そこはかとないこだわりが見えて、いい。

まず舞台がいい。
古都、鎌倉。しっかりと丁寧にロケをしていて、鎌倉の美しい緑や街並みが、ドラマのいい背景となっていて、とてもイイ。

それから、キャストがいい。
小泉さん、中井さん、飯島直子さんや内田有紀さんなど、メインキャストが素敵なのは当たり前だけど、脇を固める役者さんが皆ホントに、イイ。
特に小泉さんの飲み友達役のお2人、森口博子さんと渡辺真起子さんが、いい。
その他、どこにでも出現する◆ャニーズ君たちが取りあえずみたいにいないのもいい(笑)
細かいところに小劇場の役者を使っていたり、脇役まで、丁寧にお芝居ができる人にこだわって配役しているのが分かる。

なぜキャストがいいのか?
もちろん皆さんウマいんだけど、このドラマの最大の良さは、キャストのウマさと台本のセリフの良さ。この二つが相乗効果となって、会話がテンポよくなっていて、結果、役者さんもとても魅力的に見えているんです。

ホントに会話のテンポがいい。
自然で、時には台本ホントにあるのか??って思うくらい、会話の掛け合いが絶妙なんです。

長セリフもスゴク多いけど、それがまた気持ちいい。

小泉さん演じるテレビ局プロデューサー吉野千明が、人気脚本家に言うセリフ。

「え〜〜、とりあえず全体的な感想から言わせてもらっていいかな。
えっと〜、全体的によく書けているっていうか‥‥テンポがいいっていうか‥‥
うん‥‥そんな感じがしました。
え〜えへへへへ‥‥ゴメン、やっぱ調子でないな。自分流にやらせてもらうね。
えっとね、全く笑えないし、全く泣けなかった。なんにもない。
それとさぁ、これ基本的なことなんだけど、原稿待たせすぎっ!!!
なかにはね、遅いのがカッコイイ伝説みたいになってる先輩がいてさ、そういうのいいなと思ってるかもしれないけど、遅くていいことなんてひとっっつもないわけっ!!!
多くの人が無駄な時間を使うし効率は悪くなるし、準備期間は短くなるしでさ、なに一つとしていいことなんてないわけ、遅くて。
でもね、遅くてもさぁ、『もういやいや参りましたよ』っていうのがくればさぁ、そりゃ許すよ、許しちゃうよ。だって結局のところ私たち、ドラマ作るのが好きでやってるんだからいい台本がきたらそりゃ許すわけよ。
でもねぇ、遅くてつまんないのなんてホントに最低っっ!
まだ早くてつまんない方がいいよ。考える時間があるからねぇ、みんなで。
これはね、ホントに、最低の台本なんですっ!!
職業的雰囲気だけ、脚本家になんないでね先に。わかる? わかんないかっ!?
私はさぁ、私はホントにねぇ、ドラマが好きでやってるわけっ!
誇り持ってるしさ、テレビドラマにっ!!!
それをね、恋愛ドラマなんてこんなもんでしょみたいな本が来るとさ、もうホントに腹が立つわけっ!!!
命削って書いてんのかって話よホントにっ!!!
悔しかったらさぁっ!!!悔しかったらさ‥‥‥」 
by 吉野千明


長いっ!!! 橋田壽賀子先生もビックリな長ゼリですっ。
それを見事に自分のコトバにして喋ってるキョンキョン、すごい。

セリフもいい。
いや〜、どんなドラマ制作者も、このくらいの気骨持って作って欲しいです(笑)
この自分の想いを語らせているかのようなリアルなセリフを生み出している脚本家は岡田惠和氏。

あの『おひさま』、『ちゅらさん』、『ビーチボーイズ』の人です。
( ↑ なんか全部スゴイ太陽燦々っぽいな‥‥)

構成よりもセリフにこだわるという創作スタイルをとる岡田氏。
「書く前にプロット(あらすじ)を提出して、それについて話し合うのはキライ」だそう。
自分の脳内で練り上げるのが好きで、取材が必要なドラマは書かないともいいます。

何よりも、脚本の岡田氏が楽しんで書いているのが全面に出ているところがいい。
それを中井さんやキョンキョンがテンポ良く演じるものだから、楽しく見ることができるんです。

キョンキョンは「心に沁み過ぎてしまって、逆に言いたくないセリフがあるくらい」と語ったそうです。

大人の恋愛を描くって難しい気がします。
登場人物たちもいきなり40代、50代になったわけじゃない。
若い頃はがむしゃらに働いて、バブルも経験して‥‥そして今、自分にとって最後の恋とは何なのかを考えている‥‥この一抹の寂しさは、ボクたち30代が抱える行き詰まり感とはちょっと違います。もちろん20代のゆとり世代や草食男子の若さとも違う‥‥。

そんな物語に、鎌倉という街がまた妙に合ってるんですね。
鎌倉には、どんな世代でも受け入れてくれるような懐の深さと広さがあります。

そんな数々のこだわりのアイテムと、独特のセリフの連続から成る“岡田ワールド”。
日常を舞台に、心に迫ってくるようなセリフや、登場人物の切ない心情を丹念に描きながら、温かい人間ドラマとして編み上げることに成功しているんだと思います。

今までで一番笑ったのが、キョンキョンが中井貴一さんに叫んだセリフ。


「昭和&平安くせぇっ!!!」 


平成じゃないです。平安です。
中井さん、実は今クール、NHK大河ドラマ『平清盛』にも出てるんです。清盛の父親役で。
『平清盛』での中井さんのカッコよさを一度見ていたので、“平安くせぇ”には大爆笑しました。

そりゃ平安くさいよ、だって清盛のオヤジだもん(爆笑)

あれ、岡田さんの台本なのかな? 小泉さんのアドリブなのかな〜???
そんなコトどっちでもいいか。


‥‥あ、ヤバい。
すごい長くなってしまいました‥‥

きっとこのドラマ、視聴率が超イイわけではないと思います。
でも、超人気じゃないけど、毎回コッソリ、ちょっと楽しみにしている、オトナの固定ファンがしっかりいる、そんなドラマです。

大人の琴線に触れるアイテムを散りばめつつ、『最恋』は少しずつ物語が進んでいます。
次回、いよいよ最終回。タイトルの意味も判るんでしょうね。


ドラマの雰囲気のように、肩ひじ張らず、自然体で見たいと思います。

いや、今日は語ったなぁ〜(笑)

ではでは☆

| CINEMA | 08:07 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 08:07 | - | - | pookmark |
コメント
おはようございます、吉田さん。

今回は熱弁でしたね(笑)
かくいう私も楽しみにして見ています。

セリフ、いいですよね。
「50になった時どうするんだ」
「50にならない」
「へー、聞いた?50にならないんだって」
という、思わず笑ってしまうやり取りが好きです。
キョンキョンの長ゼリフ、こうして一字一句しっかり読んでくと圧巻ですね。
そしてあのセリフを聞いている益若つばささんの棒っぷりが、「ああ、この子が書く脚本なら、そりゃつまらないだろう」と妙に実感させてくれました。
若い子にはウケるのかもしれないけど、若い子にしかウケないだろうって。
岡田惠和さんはドラマだと、「ビーチボーイズ」が好きでした。昨年上映された映画の「阪急電車」を書いた脚本家さんらしいです。

最終回の展開も気になるところです。
吉田さんとともに、自然体で見たいと思います。

| 由佳 | 2012/03/16 11:00 AM |
吉田さん、お目が高い!いやホント私も声出して笑っちゃったどころか、中井さんと小泉さんの言い合いのところなんてもうひ〜ひ〜いいながら見ちゃってました。まさに小学生のケンカですよ。
このドラマが安心して見られるのは、結構キャストが多いわりにそれぞれの人物像がブレなく描かれているからですね。台詞も素敵だし、どの人物もおかしなことがないというか、それがふれがないってことなんですが、どの人物もなんだか自然な雰囲気なんですもの。
最終回をどうまとめてくるかで、このドラマがどうなるかってのも決まってくるかなぁなんて思っています。

| 満里奈 | 2012/03/16 12:02 PM |
こんにちは(^^)!

F1なんて、全然知りませんでした。
ドラマについてすごく勉強になりました!


今度からちょっと違った視点でドラマを見てしまいそうです。

最後から二番目の恋、見てみようかな?(^_-)-☆
| カナ☆ | 2012/03/16 5:15 PM |
吉田さんの語り、嫌いじゃないですよ☆
というか、大好き(*^。^*)
| nextガール | 2012/03/16 6:58 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://tomo-weblog.jugem.jp/trackback/1310
トラックバック